親や祖父母の介護を家族で行わなければならない人は、少なくないでしょう。
そんな時、家族で介護をする際のポイントとして挙げられるのが、完璧を求めないことです。
家族介護をする人の中には、「完璧に介護をこなさなければならない」「介護だけではなく、家事や仕事も完璧にこなさなければならない」と、自分に対して過剰に負担をかけてしまう人がいます。
特に家族介護の中心人物となる人は、責任を感じやすくなってしまうので、無理をしてしまう傾向があるようです。
しかし、介護する側の家族が完璧を求めて無理をしてしまうと、介護が苦痛に感じられてしまうようになる可能性があるので、注意しましょう。
家族で介護をする際には、意思決定を行う中心人物は必要ですが、1人が無理をしないようにすることがポイントです。
家族全員で介護や家事を行う体制づくりが重要ですが、完璧を求めずに、デイサービスや訪問介護サービスを利用したりして、ときには息抜きをすることも必要です。
そうすれば、介護と家事を両立することもできますし、介護疲れやストレスも軽減されるでしょう。
また、その他にも、家族介護をする上でのポイントとして、自分たちの家族の形に合った介護方法を見つけることも必要です。
家族と一言で言っても、そのスタイルは様々ですし、同居している家族がたくさんいる家庭もあれば、老老介護になってしまっている家庭もあるでしょう。
ですから、自分たちのライフスタイルに合った家族介護を事前に話し合うことも大切です。